サッカーのルールを初心者向けに解説!観戦が100倍楽しくなる

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サッカーのルールを初心者向けに解説

華麗なドリブル、鮮やかなパスワーク、そしてゴールが決まった瞬間の熱狂。

サッカーの試合を見ていると、その魅力にどんどん引き込まれていきますよね。

しかし、観戦を始めたばかりの頃は「今のプレーは何?」「どうして試合が止まったの?」と、疑問に思う場面も多いのではないでしょうか。

特に「オフサイド」や「ハンド」といったルールは、少し複雑で分かりにくいかもしれません。

でも、ご安心ください。

この記事を読めば、サッカーの基本的なルールが驚くほどスッキリと理解でき、今まで「なんとなく」見ていたプレーの意味が手に取るように分かるようになります。

ルールを知ることは、選手の超絶技巧や監督の戦術の意図を深く理解するための第一歩です。

この記事で基本的なルールをマスターして、サッカー観戦を今よりも100倍楽しみましょう!

まずはこれだけ!サッカーの超基本ルール

サッカーのルールを初心者向けに解説

細かいルールを覚える前に、まずは試合の全体像をつかむための「超基本」から押さえていきましょう。

ここを知っているだけで、試合の流れがグッと理解しやすくなります。

1チームは何人でプレーするの?

サッカーは、1チーム11人で行うスポーツです。

そのうち1人は、唯一手を使うことが許されるゴールキーパー(GK)です。

試合に出場していない選手はベンチに控え、試合中に交代することができます。

交代できる人数は大会のルールによって異なりますが、Jリーグやワールドカップでは基本的に5人までとなっています。

試合時間はどれくらい?

サッカーの公式な試合時間は、前半45分・後半45分の合計90分です。

前半と後半の間には、ハーフタイムと呼ばれる約15分の休憩時間があります。

また、試合の終わり際に「アディショナルタイム」や「ロスタイム」という表示を見たことはありませんか?

これは、試合中に選手交代や選手の怪我などでプレーが止まっていた時間を、試合の最後に加算するものです。

そのため、実際の試合時間は90分より少し長くなることがほとんどです。

どうなったら勝ち?勝敗の決まり方

勝敗の決まり方は至ってシンプル。

ボール全体が相手ゴールにあるゴールラインを完全に越えると1点が入り、試合終了時に相手より多く得点したチームが勝利となります。

90分で決着がつかない場合は「引き分け」となりますが、トーナメント戦など必ず勝敗を決めなければならない試合では、延長戦(前後半15分ずつ、計30分)や、それでも決まらない場合はPK戦が行われます。

各ポジションの役割って?

11人の選手は、それぞれ大まかな役割(ポジション)を持っています。

  • フォワード(FW): チームの最前線で、相手ゴールに迫り得点を狙う「点取り屋」。
  • ミッドフィールダー(MF): フィールドの中央に位置し、攻撃と守備の両方をつなぐ「司令塔」や「ゲームメーカー」。
  • ディフェンダー(DF): 自陣のゴール前で、相手の攻撃を防ぐ「守備の要」。
  • ゴールキーパー(GK): チームの最後の砦として、ゴールを死守する「守護神」。

それぞれのポジションの選手の動きに注目すると、チーム全体の戦術が見えてきて面白いですよ。

【最重要】初心者がつまずきやすい3大ルールを徹底解説!

サッカーのルールを初心者向けに解説

サッカー観戦で初心者が最も混乱しやすい3つのルールを、できるだけ分かりやすく解説します。

オフサイド|なぜ攻撃が止められるの?

「いい形で攻めていたのに、なぜか笛が鳴ってプレーが止められた…」その原因の多くがオフサイドです。

これは一言で言うと「待ち伏せ禁止」のルールです。

オフサイドになるのは、以下の3つの条件がすべて揃った時です。

  1. 味方からパスが出された瞬間に、
  2. 自分(パスを受ける選手)が相手陣地にいて、
  3. 自分より前にいる相手選手がゴールキーパーを含めて1人以下(つまり、相手の最後から2番目の選手よりゴールに近い位置にいる)の場合

この条件でパスを受けてプレーに関与しようとすると、オフサイドの反則となり、相手チームの間接フリーキックで試合が再開されます。

ポイントは「パスが出された瞬間の位置」であること。

パスを受けてからオフサイドポジションに走り込んでも反則にはなりません。

この絶妙な駆け引きが、サッカーの奥深さの一つです。

ハンド|手や腕にボールが当たったら全部ファール?

サッカーではゴールキーパー以外、手や腕でボールを意図的に触ってはいけません。

これがハンド(正式名称:ハンドリング)の反則です。

しかし、「ボールがたまたま腕に当たってしまった」という場面もよくありますよね。

ハンドになるかどうかの基準は、「意図的だったか」そして「腕や手が不自然に体を大きくしていなかったか」です。

例えば、腕を大きく広げてディフェンスしている時にボールが当たれば、意図的でなくてもハンドと判断されやすくなります。

逆に、腕を体にぴったりつけている状態でボールが当たった場合は、ハンドにならないことが多いです。

また、意図的でなくても、手に当たったボールがそのままゴールに入ったり、得点のチャンスにつながったりした場合は、ハンドと判定されるルールになっています。

ファール|どんなプレーが反則になる?

相手選手を蹴ったり、押したり、引っ張ったり、危険なタックルをしたりするなど、スポーツマンシップに反する不正なプレーや危険なプレーはファール(反則)となります。

ファールがあった場合、ファールをされた側のチームにフリーキックが与えられ、反則があった地点からプレーが再開されます。

特に、自陣のゴールに近いペナルティーエリア内でファールを犯してしまうと、相手にペナルティーキック(PK)という絶好の得点チャンスを与えてしまうことになります。

プレーが止まったらどう再開する?リスタートの種類

サッカーのルールを初心者向けに解説

ファールやボールがフィールドの外に出た時、プレーは一時中断します。

その後の再開方法(リスタート)にも種類があります。

直接・間接フリーキックの違い

ファールがあった際に与えられるのがフリーキックです。

これには2種類あり、直接フリーキックは蹴ったボールが直接ゴールに入っても得点になりますが、間接フリーキックは蹴ったボールが自分以外の誰か(味方でも相手でもOK)に触れてからでないと得点になりません。

悪質なファールには直接FK、オフサイドなどの反則には間接FKが与えられます。

コーナーキック

守備側の選手が最後に触ったボールが、自陣のゴールラインから外に出た場合に、攻撃側に与えられます。

フィールドの角(コーナー)からボールを蹴って再開し、ゴール前の攻防に発展することが多いため、絶好の得点チャンスとなります。

スローイン

ボールがフィールドの横のライン(タッチライン)から外に出た場合の再開方法です。

最後にボールに触った選手の相手チームが、両手で頭の後ろからボールを投げ入れてプレーを再開します。

ゴールキック

コーナーキックとは逆に、攻撃側の選手が最後に触ったボールが、相手のゴールラインから外に出た場合に、守備側に与えられます。

主にゴールキーパーがゴールエリアからボールを蹴って再開します。

イエローカードとレッドカード|その違いと意味は?

サッカーのルールを初心者向けに解説

イエローカードは「警告」

悪質なファールや、意図的な遅延行為など、反スポーツ的な行為をした選手に対して審判が提示します。

これは「次やったら退場ですよ」という警告の意味を持ちます。

同じ試合でイエローカードを2枚もらうと、レッドカードが提示されて退場処分となります。

レッドカードは「退場」

非常に危険なプレーや暴力行為、決定的な得点チャンスをファールで阻止した場合など、悪質な違反を犯した選手に提示されます。

レッドカードを提示された選手は、即座にフィールドから退かなければならず、そのチームは残りの試合時間を1人少ない人数で戦うことになります。

これはチームにとって非常に大きなハンデとなります。

現代サッカーに必須の知識!「VAR」って何?

サッカーのルールを初心者向けに解説

最近のサッカー中継で「VAR(ブイ・エー・アール)」という言葉をよく耳にしませんか?

これは「ビデオ・アシスタント・レフェリー」の略で、ビデオ映像を用いて主審の判定をサポートする仕組みです。

VARが介入する4つの場面

VARはいつでも使えるわけではなく、試合の結果を大きく左右する以下の4つの場面での「はっきりとした明白な間違い」があった場合にのみ介入します。

  1. 得点かどうか
  2. ペナルティーキック(PK)かどうか
  3. 一発退場かどうか
  4. 警告・退場の人間違い

オンフィールドレビューとは?

VARから主審に進言があった際に、主審自らがピッチ脇に設置されたモニターで映像を確認する行為を「オンフィールドレビュー」と呼びます。

最終的な判定は、映像を確認した主審に委ねられます。

このVARの導入により、より公平なジャッジが下されるようになりました。

これを知ればもっと通!試合終盤の重要ルール

サッカーのルールを初心者向けに解説

試合のクライマックスや、勝敗を分ける重要な局面で登場するルールです。

これを知っていると、ハラハラドキドキの展開をさらに楽しめます。

PK(ペナルティーキック)

守備側のチームが、自陣のペナルティーエリア内で直接フリーキックに相当するファールを犯した時に、攻撃側に与えられます。

ゴールから11mの距離で、ゴールキーパーとキッカーの1対1という状況になり、得点確率が非常に高い、まさに絶好のチャンスです。

PK戦(ピーケーせん)

90分の試合と30分の延長戦を戦っても勝敗が決まらない場合に、勝者を決めるために行われるのがPK戦です。

両チームから選ばれた5人のキッカーが交互にペナルティーキックを行い、より多くゴールを決めたチームが勝利となります。

5人で決着がつかない場合は、6人目以降のサドンデス方式に突入します。

選手やサポーターの緊張が最高潮に達する、最もドラマチックな瞬間の一つです。

サッカーのルール|ポイントまとめ

今回は、サッカー初心者の方向けに基本的なルールを解説しました。

最初はたくさんのルールがあって難しく感じるかもしれませんが、一度にすべてを完璧に覚える必要はありません。

まずは、「オフサイド」と「PK(ペナルティーキック)」がどんな場面で起こるのかを意識して観るだけでも、試合の大きな流れやターニングポイントが理解できるようになります。

ルールが分かると、選手のプレーの意図や監督の采配、チーム全体の戦術が少しずつ見えてきて、サッカー観戦の深みにハマっていくはずです。

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