海辺にいる、かゆい虫、ヌカカ(スケベ虫)の対策と刺された時の対処法をご紹介!
海辺で釣りをしていたりキャンプをしていたりとかして、何か小さな虫に刺されて、ものすごく痒い思いをしたことありませんか?
これって、ヌカカという昆虫のしわざなんです!通称スケベ虫…
今回は、海辺や山にも生息している、刺されると超かゆいヌカカ虫、通称スケベ虫について下記の内容でまとめました。
記事のポイント
- 海辺のかゆい虫はヌカカ(スケベ虫)!画像と種類
- ヌカカがスケベ虫と呼ばれる理由
- ヌカカ虫(スケベ虫)の生息地!意外なところにも出没
- ヌカカ虫とブヨの違い!大きさが違う
- 海辺のかゆい虫・ヌカカ(スケベ虫)に刺されないための対策
- ヌカカ虫に刺されたときの対処法
ヌカカに刺されるとどうなる?激しいかゆみと跡が残ることも
ヌカカ虫(スケベ虫)この額蚊に刺されるとめちゃくちゃ痒いんですよ~。
私は釣りをしている時に、このヌカカ虫に2度も刺されたことがあるんのですが、 ヌカカの厄介なところが蚊に刺されたときのように、すぐ痒みが来ないんですよ。
私はその日は眠れませんでしたよ…こんなふうに…
これ、なんとなく分かると思いますが、ヌカカに大量に刺されたら、跡がしばらく残りますよ。マジで…
こうならないために、これからご紹介する、生息地や対策について知っておきましょう。
海辺のかゆい虫はヌカカ(スケベ虫)!画像と種類
まず、いまいましいヌカカ虫、通称スケベ虫の画像から見てみましょう。見てるだけで痒くなってくる。
うえ~不気味~!アップにしているので大きく見えますが、体長は1mm から 1.5mmほどの小型の昆虫なのです。いわゆる虫ですね。
約40種のヌカカが日本全土に分布しています。
そんなにいたとは驚きですが、ヌカカって虫の総称扱いなので、詳しいことは分かってないんでしょうね。
ヌカカは厄介な昆虫で、地域によってはイソヌカカ(磯糠蚊)やヌカガ(糠蛾)とも呼ばれています。
鳥取県西部の弓ヶ浜半島ではカンタクムシ(干拓虫)とも呼ばれていて下記のように、地域によって様々な呼び名があります。
ヌノメモグリヌカカ
ミヤマヌカカ
ニワトリヌカカ
イソヌカカ
トクナガクロヌカカ他
こんな感じで細かく分かられていますが、総称してヌカカ虫と呼んでいます。
ヌカカがスケベ虫と呼ばれる理由
ヌカカは、多く発生する地域では「スケベ虫」とも呼ばれています。
ヌカカが多く発生する鹿児島県の呼び方で、小さくて網戸の目も抜けて室内に入ってきて、気付かぬうちに衣服の下に潜り込むことから、「スケベ虫」「エッチ虫」などと呼ばれています。まさに神出鬼没な虫なのです。
ちなみに血を吸ってかゆくさせるのは、メスだけなんですね。人間のスケベ虫なら、それはそれで良いかもですが、痒いだけのスケベ虫じゃねぇ…
ヌカカ虫(スケベ虫)の生息地!意外なところにも出没
ヌカカ虫は夏の水辺などに生息しています。
また、塊(かたまり)になって飛んでいることが多いで、マジでたちが悪い…
でもって、ヌカカの生息地って海だけではなく、時には草むらにも生息していますので、海に多く生息していますが、山間に至るまで日本全国で発生します。
なので、キャンプをするときには要注意なわけです。
ヌカカ虫とブヨの違い!大きさが違う
ヌカカってブヨに間違われることが多いですが、まったく別物です。
こちらがブヨの画像です。ヌカカも不気味だけどブヨも不気味…
まず、見た目の違いですが、ヌカカの体長は1mm から 1.5mmほどですが、ブヨの体長は3~5mmくらいありブヨのほうが大きいんですね。
ヌカカの種類が約40種類に対して、ブヨは約60種類くらいいてバリエーションも豊富。って、そんなんいらない!
ヌカカとブヨには決定的な違いがあって、それは血の吸い方です。って吸血鬼か?
ヌカカは、「ブス!」って刺して、蚊と同様に唾液(痛み止めのような物質)を出しながら血を吸うんですね。まさに吸血鬼…
いっぽうブヨは、刺さないで「噛み切る!」噛み切ったところから出た血を吸うんですよ。まるでゾンビ…
血の吸い方も違うので、さされた跡にも違いがあります。ブヨが吸血した跡は、赤く腫れた部分の真ん中に血の塊がちょこんとできるのが特徴です。かさぶたですね。
ブヨのほうは、これまた刺されたことがあって痛痒い感じです。痒くてかきむしると、痛みが襲ってきて、腫れて熱っぽくなります。
共通点は生息地ですね。ヌカカとブヨは同じ環境の下で増殖します。水辺の近くを好みます。これは川や水辺の近くで産卵から羽化をするからです。
吸血鬼みたいなヌカカに刺されないために、次のことに注意しましょう。
海辺のかゆい虫・ヌカカ(スケベ虫)に刺されないための対策
ヌカカに刺されるとめちゃくちゃ痒いですから、まずは刺されないための対策&予防ですね。
ヌカカに刺されないための対策!肌は露出はしない
基本的に、ヌカカに刺されないためには肌を露出しないことが大切です。
キャンプ慣れしてる人はこんなことを言わなくてもわかってると思いますが、私みたいに、なんの気なしに出かけて後で大変な思いをしないように、気を付けてくださいね。
平気平気!なんて思っていると後で大変な思いをしますので特に、足や腕など暑い時期で露出させたくなる部分には気を付けてください。
腕なら、薄手の長袖を着るとか、足首なら靴下を履いて、極力肌を露出させないようにするのがポイントです。
ヌカカに刺されないための対策!虫よけスプレーは前身にかける
はだの露出をおさえるだけでは、不十分ですので、なんたってスケベ虫ですから、どこからともなく侵入してきます。
虫除けスプレーを使用してください。
特に夏の時期のキャンプや釣りには、必ず虫よけスプレーを持って行くことを強くオススメします。ま、これも基本ですかね。
一応、能書きをたれると、ジエチルトルアミド(ディート)を配合した虫よけスプレーが有効といわれています。よく売られている、普通の蚊よけの虫よけスプレーですね。
お手軽なのは、こちらですね。
ただ、ヌカカにはハッカ油配合が良いので、こちらの北見ハッカ通商のハッカ油ビンは人気があってオススメです。
このハッカ油配合の良いところは、夏場だとスースーして気持ちいいですわ。なんとなく想像できますね、ハッカ。
市販の適当な虫除けスプレーを使うよりは、こちらの方が良いと思います。私は100均のスプレーボトルに入れて使っています。耐久性は疑問ですが、普通に使えると思います。
また、かけ方なんですが、局部だけに使用しないで、前身に使うことをオススメします。その方がハッカスプレーの効果がより期待できます。
露出してる部分はもちろんのこと、衣類の上からも全身にふりかけてあげるのです。
ヌカカに刺されないために強力な蚊取り線香を使う
そもそも、釣りってジッとしてるじゃないですか…もうヌカカの格好のターゲットになるわけですよ。
虫除けスプレーをしっかり使えば、ほぼほぼ良いとは思うんですが、私の場合は念には念を入れて、強力なものを使います。
蚊取り線香はどの強力なものであれば、適当にドラッグストアで売っているもので良いと思います。
実感としては、かなりヌカカ予防になっていると実感してます。
ヌカカ虫に刺されたらどうする?刺されたときの対処法
浜辺などやキャンプ場などで、強烈にかゆいヌカカに刺されたらどうすれば良いのか、対処法をまとめます。
ヌカカに刺されたときの対処法1.逃げる
ヌカカに狙われたら結構しつこいですし、群れてますから可能ならば、とにかくその場から逃げたほうがいいです。
もしくは、一旦そこを立ち去って、その際に強力な蚊取り線香を焚いておいて、しばらくしてから戻るようにすると良いと思います。
小さいくせに、集団でやってくるので質が悪いんですね。
くり返しになりますが、時間差でかゆみが来ますから、気が付いた時には刺されまくってたってことがあるんですよ。
ヌカカに刺されたときの対処法2.冷やす
ヌカカに大量に刺されると、猛烈な痒みで熱をもってきますので、腫れていて熱っぽいときには冷水や保冷剤なので刺されたところを冷やすようにしてください。そうすることで刺された跡も残りにくいと思います。
保冷剤を使用するときの注意として、直接肌に付けて冷やすとよろしくないのでタオルなどで巻いて冷やすようにしましょう。
大量に刺されてしまった場合は、市販の痒み止めなどでは限界がありますから、次のステップ、病院に行きましょう。
ヌカカに刺されたときの対処法1.早めに病院に行く
痒いヌカカに刺されたら、基本的な考えとして、まず病院に行ってください。
応急処置として、市販の塗り薬で対応します。
運悪く大量に刺されてしまうと、とんでもない痒みが来ますから、その時は早く病院にいくことをオススメします。刺された跡も残りますから早く適切な処置をしてもらうことが大切ですね。
沖縄地方だと、暑い時期になるとヌカカに刺されて病院に行く人が急増しますし、ヌカカにある程度慣れている地域の人でも、皆さん病院を選択します。
程度にもよりますが、しばらく痒みが残りますから適切な処置をしないと掻きむしった跡とか残ってしまいます。私はしっかり残りました…
【まとめ】海辺のかゆい虫、ヌカカの生息地や刺された時の対処&対策
ヌカカは水辺の近くに多く生息しています。
ヌカカに刺されないようにするためには予防策を実行するのが一番の方法です。
最後に、ヌカカに刺されないための対策と、刺された時の対処法の要点をまとめておきます。
ヌカカに刺されないための対策
- 肌の露出はしないこと
- 虫よけスプレーを前身にかける
- 強力な蚊取り線香を使う
ヌカカに刺されたときの対処法
- その場から逃げる
- 晴れた場合は冷やす
- 早めに病院に行く
ヌカカ対策をしっかりとして、釣りやキャンプのアウトドアを楽しんでくださいね。
今回は、海辺や山にも生息している、刺されると超かゆいヌカカ虫、通称スケベ虫の生息地や刺された時の対処、対策法をお伝えしました。