ピンポーン♪ある日突然、夫のスマホに届いた義母からのメッセージ。
その一言が、あなたの心の平穏を静かに、しかし確実に揺さぶる…なんて経験、ありませんか？
「全然来ないじゃない、10月は遊びに来てね」
それは、新婚生活を謳歌し、仕事にプライベートに忙しい毎日を送るあなたにとって、まさに青天の霹靂。
悪気がないのは分かっている、でも、その言葉の裏に隠された「早く顔を見せに来なさい」という無言の圧力に、思わず「やばい…」と呟いてしまう。
結婚は、愛する人との新しい生活の始まりであると同時に、「義実家」という新たな人間関係の幕開けでもあります。
特に「義母」という存在は、多くの女性にとって永遠のテーマ。
近すぎず、遠すぎず、心地よい距離感を保つのは至難の業です。
今回は、義母と会う頻度を巡る、世の奥様たちのリアルな本音を覗き見しながら、新しい嫁姑関係のカタチを探っていきましょう。
勃発！？義実家訪問、どれくらいの頻度が正解？
そもそも、義実家とはどれくらいの頻度で会うのが「普通」なのでしょうか。
車で15分という、スープの冷めない距離に住みながらも、結婚式以来半年近く顔を出していない…これって、世間的に見ても「ヤバい」のでしょうか？
ネットの世界を覗いてみると、そこには多種多様な意見が渦巻いていました。
ケース① もはやマブダチ！？毎週会ってます派
まずご紹介するのは、「え、そんなに！？」と思わず声が出てしまうほど、義母と密な関係を築いている強者たちの声です。
「私と義母がマブダチだから、毎週一緒に酒飲んでます！」
「片道4時間だけど、月一で会いに行ってる。買い出しに連れて行ってランチするだけだけどね」
まるで実の親子、いや、それ以上に仲の良い友人同士のような関係性。
素晴らしいことですが、多くの人にとっては「ごめん、参考にならない…」というのが正直なところかもしれません。
ここまで良好な関係を築けるのは、お互いの相性や努力の賜物であり、決して当たり前ではないのです。
ケース② これが令和のスタンダード？盆と正月だけで十分派
次に、ネット上で最も多くの共感を集めていたのが、この「イベント時のみ」派です。
「自分のオカンでもそんなに会わないのに、他人のオカンだしなぁ…」
「子供もいないし、共働きなら年に1、2回で十分でしょ」
「会いたくないけど、嫁としてご機嫌伺いくらいは…という参勤交代の気分」
非常に現実的かつ、多くの女性の本音を代弁していると言えるでしょう。
共働きが当たり前になった現代、夫婦二人の貴重な休日を、気を使う義実家訪問に費やしたくないと考えるのは自然なことです。
特に子供がいないうちは、「何をしに行くの？」という根本的な疑問が湧いてくるのも無理はありません。
ケース③ 伝説の領域へ…10年以上会ってません派
そして、もはや悟りの境地に達しているかのような、驚異的な記録を持つ猛者たちも存在します。
「結婚して10年経つけど、10回も会ってないw」
「気づいたら8年行ってない。夫と子供だけで行ってもらってる」
「10年以上会ってない。もはや顔も思い出せない」
ここまで来ると、もはや「すごい」の一言。
様々な事情や積み重ねがあった結果なのでしょうが、「会わなくても意外と大丈夫」という一つの希望の光を示してくれているのかもしれません。
義母から「会わないね」と言われたらどう返す？嫁たちの華麗なるスルー術
では、実際に義母から「会わないね」というプレッシャーをかけられた時、世の奥様方はどのように対処しているのでしょうか。
その巧みな話術と戦略を見ていきましょう。
戦略① 魔法の言葉「行けたら行きます」
これは、古来より伝わる最強の防御呪文です。
「行く」とは断言せず、しかし完全に拒絶するわけでもない、絶妙なニュアンス。
相手に期待を持たせつつ、言質は与えないという高等テクニックです。
ただし、あまりに多用しすぎると「いつも口だけ」と思われてしまう可能性も。
使いどころを見極める必要がありそうです。
戦略② 最終兵器「夫」を投入！
ネットの世界で最も支持を集めていたのが、この「夫に対応させる」という戦法です。
「旦那さんだけ行ってもらえばいいじゃん」
「会いたいのは息子であって、嫁はオマケでしょ」
「『会いたがってるじゃん、行ってきなよー』って送り出す」
まさにその通り。
義母が本当に会いたいのは、可愛い息子であるケースがほとんど。
嫁が無理してついて行く必要はないのです。
ここは夫に「親孝行」という名目で単独出陣してもらい、自分は家でゆっくり羽を伸ばすのが賢い選択と言えるでしょう。
要注意！ 伝書鳩夫が、嫁姑問題の火種になる？
ここで一つ、注意すべき問題が「伝書鳩夫」の存在です。
義母から言われたことを、何のオブラートにも包まず、そのまま妻に伝えてしまう夫。
「お母さんが『全然来ないじゃない』って言ってたよ」
夫に悪気はないのかもしれません。
しかし、この一言が妻の心にどれほどのストレスを与えるか、全く理解していないのです。
嫁姑問題の多くは、間に立つ夫の調整力不足が原因であるとも言われています。
夫がうまく緩衝材になってくれれば、妻も「じゃあ、近いうちに行こうか」と前向きな気持ちになれるかもしれません。
夫の教育こそが、家庭の平和を保つ鍵となるのです。
なぜ義母は会いたがるのか？その深層心理を勝手に大解剖！
そもそも、なぜ義母はそこまで息子夫婦に会いたがるのでしょうか。
その行動の裏に隠された心理を、ネットの声から勝手に分析してみました。
- 息子LOVE！子離れできていない説
「大事な息子を奪った嫁」という意識がどこかにあり、結婚後も息子の生活に過干渉になってしまうケース。
息子が自分の知らない世界で生きているのが寂しく、つい「会いたい」と口にしてしまうのかもしれません。 - 世間体が命！ご近所マウンティング説
「週末はいつも息子夫婦が遊びに来てくれるのよ」と、ご近所や友人に自慢したい、という見栄が隠されている可能性も。
「仲良し家族」を演出し、自分の評価を高めたいという欲求の表れかもしれません。 - 実は寂しいだけ？かまってちゃん説
夫との関係が冷めていたり、趣味や友人が少なかったりすると、息子夫婦が唯一の楽しみ、という状況に陥りがちです。
話し相手が欲しい、誰かに構ってほしいという寂しさが、「会いに来て」という言葉になっていることも考えられます。 - 自分の時間が充実！「放置型」の理想的な義母
一方で、「自分のことで忙しい義母って最高！」という声も多数ありました。
「うちの義両親は趣味や旅行で忙しいから、こっちから連絡しないと会えないレベル。
私も見習いたい」子離れができていて、自分の人生を楽しんでいる義母は、嫁にとってもありがたい存在。
お互いに干渉しすぎず、自立した関係を築くことが、良好な嫁姑関係の秘訣なのかもしれません。
新婚さん必見！義実家との「ちょうどいい距離感」の作り方
これから長い付き合いになる義実家。
できれば波風立てず、穏便な関係を築きたいもの。
最後に、義実家との「ちょうどいい距離感」を保つためのヒントをいくつかご紹介します。
- 初期設定が超重要！最初から頑張りすぎない
新婚当初は「良い嫁だと思われたい」と、つい頑張りすぎてしまうもの。
しかし、最初に作ったペースが「当たり前」になってしまうと、後からペースダウンするのは至難の業です。
最初から無理のない、自分たち夫婦のペースを貫くことが大切です。 - 夫を最強の味方に育て上げよ
前述の通り、夫の役割は極めて重要です。
義実家とのやり取りは基本的に夫に任せる、義母の言葉をうまく翻訳してもらうなど、夫婦でルールを決めておきましょう。
あなたの気持ちを一番に理解し、守ってくれるのは、夫であるべきです。 - イベントごとは戦略的に活用する
毎回のお誘いに応えるのは難しくても、お盆や年末年始、母の日などのイベントごとは、顔を出す良い口実になります。
ポイントだけ押さえておくことで、「普段は会えないけど、ちゃんと気にかけていますよ」というアピールにもなり、義母の不満を和らげることができるかもしれません。 - 罪悪感は不要！夫婦の時間を最優先に
共働きで休みが合わないのなら、夫婦二人の時間を大切にするのは当然のこと。
義実家に会えないことに罪悪感を抱く必要は全くありません。
まずは自分たちの家庭をしっかりと築くこと。それが結果的に、両方の親を安心させることにも繋がるはずです。
義母から全然会わないね！は宣戦布告？ポイントまとめ
義母からの「全然会わないね」という一言は、多くの女性にとって、心をざわつかせる悩みの種です。
しかし、ネットの世界を見渡せば、同じように悩み、試行錯誤しながら義実家との距離感を模索している仲間がたくさんいることが分かります。
会う頻度に「正解」はありません。
大切なのは、世間体や常識に縛られるのではなく、あなたたち夫婦が心から納得できる「ちょうどいい距離感」を見つけることです。
時には夫をうまく動かし、時には華麗にスルーし、時にはポイントを押さえてご機嫌を伺う。
そんなしたたかさも、令和の時代を生きる嫁には必要なスキルなのかもしれません。
義母の言葉に一喜一憂することなく、自分たちらしい幸せな家庭を築いていってくださいね。